退職金制度に関する相談は、大きく分けると、制度を新しく設ける「新規構築」、現在の制度を確認する「制度見直し」、導入後の制度を継続していくための「運用支援」の3つがあります。

会社の状況や抱えている課題によって、必要な支援は異なります。
まずは、現在どのようなことに困っているのかを整理し、相談したい内容に対応する社会保険労務士を探してみましょう。


1.退職金制度の新規構築

会社に合った退職金制度を、新しく整えたい企業へ

退職金制度を新しく導入する際は、制度の種類だけを選ぶのではなく、導入する目的や会社の規模、従業員構成、将来の費用負担などを整理することが大切です。
主な選択肢として、確定給付企業年金(DB)、企業型確定拠出年金(DC)、中小企業退職金共済(中退共)、会社独自の退職金制度などがあります。
それぞれ仕組みや費用負担、運用方法が異なるため、会社の状況に応じて比較し、無理なく継続できる制度を検討します。

このような企業に

  • これまで退職金制度がなかった
  • 採用や定着のために福利厚生を整えたい
  • どの退職金制度が自社に合うのかわからない
  • 制度導入に必要な費用や手順を知りたい
  • 退職金規程を新しく作成したい

主な相談内容

  • 退職金制度を導入する目的の整理
  • 会社に合った制度の比較・検討
  • 将来の費用負担や運用方法の確認
  • 退職金規程の作成
  • 導入までのスケジュール整理
  • 従業員への説明方法の検討

▶︎▶︎退職金制度の新規構築について詳しく見る


2.現在の退職金制度の見直し

今の制度を、このまま続けてよいか確認したい企業へ

退職金制度を長く運用していると、会社の規模や従業員構成、経営環境が、制度を導入した当時とは変わっていることがあります。
退職金規程の内容と実際の運用が合っていない、将来の支払い負担が見えにくい、複数の制度が混在しているなどの課題がある場合は、現在の制度を整理することが必要です。
制度を変更する場合には、従業員への影響や説明方法にも配慮しながら、慎重に進めることが大切です。

このような企業に

  • 現在の退職金制度を長期間見直していない
  • 将来の退職金負担に不安がある
  • 退職金規程と実際の運用が合っていない
  • 制度が複雑で、社内でも内容を把握できていない
  • 企業年金や中退共などへの移行を検討している
  • 合併、事業承継、組織再編に伴って制度を整理したい

主な相談内容

  • 現在の制度と退職金規程の確認
  • 将来の退職金負担の整理
  • 制度上の課題や運用上の問題の確認
  • 他制度への移行や制度変更の検討
  • 退職金規程の改定
  • 従業員への説明や移行方法の検討

▶︎▶︎退職金制度の見直しについて詳しく見る


3.退職金制度の運用支援

導入後の制度を、適切に運用していきたい企業へ

退職金制度は、導入して終わりではありません。

入社・退職時の手続き、規程の管理、従業員への説明、制度内容の変更など、継続的な対応が必要になります。
担当者の交代によって制度の経緯がわからなくなったり、規程と実際の取扱いに違いが生じたりすることもあります。制度を安定して継続するためには、定期的に内容や運用状況を確認することが大切です。

このような企業に

  • 退職金制度の運用方法に不安がある
  • 社内に制度を詳しく説明できる担当者がいない
  • 従業員からの質問への対応に困っている
  • 退職金規程を定期的に確認したい
  • 制度変更や法改正への対応について相談したい
  • 継続的に相談できる専門家を探している

主な相談内容

  • 日常的な制度運用に関する相談
  • 入社・退職時の取扱いの確認
  • 退職金規程の確認・改定
  • 従業員への説明資料の作成や説明支援
  • 制度変更時の対応
  • 継続的な制度管理の支援

▶︎▶︎退職金制度の運用支援について詳しく見る


どの支援に当てはまるかわからない場合

「制度を新しく作るべきか、現在の制度を見直すべきか判断できない」「相談したい内容が複数の支援にまたがっている」という場合もあります。
そのような場合は、最初から相談内容を一つに決める必要はありません。
掲載社会保険労務士のプロフィールや対応分野を確認し、現在の状況を整理するところから相談できる社会保険労務士をお探しください。


社会保険労務士を選ぶ際の確認ポイント

退職金制度に関する経験や対応できる制度は、社会保険労務士によって異なります。相談先を選ぶ際は、次のような点を確認するとよいでしょう。

  • 新規構築・見直し・運用支援のうち、どの支援に対応しているか
  • DB、DC、中退共、自社制度など、どの制度に対応しているか
  • 自社に近い規模や業種への対応経験があるか
  • 対面またはオンラインなど、希望する相談方法に対応しているか
  • 初回相談の取扱いや費用の目安が明記されているか
  • 制度導入後の継続的な支援にも対応しているか

退職金制度について相談できる社会保険労務士を探す

eTAISHOKUKIN.netでは、退職金制度の新規構築、現在の制度の見直し、導入後の運用支援などに対応する社会保険労務士の情報を掲載しています。
各社会保険労務士のプロフィールや対応制度、支援内容、相談方法などを確認し、自社に合った相談先をお選びください。

▶︎▶︎掲載社会保険労務士を見る